明治時代の火災後に再建された、茅葺屋根の曲家が立ち並ぶ伝統的な集落。日本の原風景を今に伝える貴重な場所です。
前沢曲家集落は、福島県南会津町にある、明治時代に起きた大火の後、周辺地域の大工によって建てられた、統一的な意匠を持つ集落です。茅葺屋根の家々が立ち並び、日本の原風景を今に伝える貴重な場所として、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。集落内には、中門造り(曲家)13棟を含む伝統的家屋が20棟あり、現在も人々の暮らしが息づいています。集落を散策することで、昔の暮らしを垣間見ることができ、歴史と文化に触れることができます。 曲家は、馬と人が一緒に生活する構造で、妻面には、明かり取りの窓、梁と貫の木組み、前包の彫刻、狐格子など意匠性の高い造りとなっています。集落内には、資料館や交流館があり、昔の暮らしや文化を学ぶことができます。また、そば処や古民家カフェもあり、食事や休憩を楽しむこともできます。 前沢曲家集落は、都会の喧騒から離れ、ゆったりと時間を過ごしたい方におすすめです。静寂の中で、昔の暮らしに思いを馳せ、日本の原風景を満喫してみてはいかがでしょうか。