酒田市のシンボル、国の史跡に指定された歴史ある米穀倉庫。
山居倉庫は、酒田市にある国の史跡に指定された米穀倉庫です。1893年(明治26年)に建てられたこの倉庫は、酒田市のシンボルとして親しまれてきました。12棟の倉庫群は、昔ながらの米の保管用倉庫をそのままの景観で保存しており、その歴史を感じることができます。倉庫の構造は、夏の高温防止に役立つ欅並木、内部の湿気防止のための二重屋根など、当時の技術の粋を集めています。倉庫内には、庄内米歴史資料館や酒田市観光物産館「酒田夢の倶楽」があり、当時の米の保管方法や酒田の歴史について学ぶことができます。 また、山居倉庫は、NHKの連続テレビ小説「おしん」のロケ地としても有名です。ドラマの中で、おしんが奉公に出された酒田の米問屋が、この山居倉庫をモデルにしています。そのため、ドラマファンにとっては聖地巡礼の場所としても人気があります。 山居倉庫は、歴史と文化を感じることができる観光スポットです。明治時代の建築様式や当時の暮らしを想像しながら、ゆっくりと散策してみてください。倉庫裏手の石畳敷きの通路は、レトロな雰囲気漂う写真スポットとしても人気ですので、ぜひ記念写真を撮ってみてください。