中央アルプスを望む雄大な景色と、春には約200本の桜が咲き乱れる絶景が魅力の公園です。
大草城址公園は、長野県上伊那郡中川村にある、南北朝時代初期に築城された大草城の跡地に整備された公園です。かつては、香坂氏がこの地を領し、南朝方の後醍醐天皇の第8皇子、宗良親王を大河原に迎え、手厚く守護した重要な拠点でした。1581年の織田軍の伊那侵攻以後に廃城となり、その後、畑地として利用されていましたが、1977年に中川村の史跡に指定されました。1993年に完成した大草城址公園は、中央アルプスを望む雄大な景色と、春には約200本の桜が咲き乱れる絶景が魅力です。園内には、城址の丘や桜の広場、四季の広場、芝生の広場、わんぱく広場などがあり、遊具も充実しているので、子供も大人も楽しめる公園です。また、宗良親王歌碑「我を世にありやと問わば信濃なるいなと答えよ嶺の松風」も設置されています。歴史と自然を満喫できる大草城址公園は、長野県を訪れた際にはぜひ立ち寄りたい観光スポットです。