島津義弘公の菩提寺として知られる歴史ある寺院。毎年10月に行われる「妙円寺詣り」は、勇壮な武者行列が見どころです。
法智山 妙円寺は、薩摩の戦国大名・島津義弘公の菩提寺として、600年以上もの歴史を持つ寺院です。島津義弘公は、関ケ原の戦いで徳川家康率いる東軍と戦い、敗北したものの、敵中突破を果たした「島津の退き口」で知られています。妙円寺は、義弘公が晩年を過ごした場所であり、その生涯を偲ぶ様々な史跡が残されています。 境内には、島津義弘公の墓所や、義弘公の遺徳を偲ぶ石碑などが建ち並んでおり、歴史好きにはたまらない場所です。また、毎年10月に行われる「妙円寺詣り」は、島津義弘公の生涯を偲ぶ壮大な武者行列が見どころです。義弘公が西軍の敗北後、徳川本陣を敵中突破した「島津の退き口」を再現したもので、勇壮な姿は圧巻です。武者行列は、地元の人々によって行われ、その熱気は凄まじく、見ている者を圧倒します。 妙円寺は、島津義弘公の遺志を受け継ぐ寺院として、現在も地域の人々に愛され続けています。歴史と文化に触れたい、壮大な武者行列を見たいという方は、ぜひ法智山 妙円寺を訪れてみてください。