徳明園（洞窟観音）

概要

徳明園は、群馬県高崎市の呉服商だった山田徳蔵が私財を投じて造った洞窟観音と一体となった広大な敷地を有する日本庭園だ。徳蔵は、晩年、「財を私せず」の精神に基づき、世の為、そして人々の拠り所となるよう、たった一人で洞窟観音と徳明園を作り上げた。徳蔵の壮大なスケールと、自然と調和した空間デザインは、見る者を圧倒する。徳明園は、回遊式庭園になっており、池や滝、橋などが配置されている。四季折々の美しい景色を楽しめる。春には桜が咲き乱れ、夏には緑の葉が木々を覆い、秋には紅葉が庭園を彩る。冬には雪景色が庭園に静寂な美しさを添える。また、庭園内には、茶室や休憩所もあり、ゆっくりとくつろぎながら庭園の景色を眺めることができる。徳蔵の壮大な夢と情熱が詰まった徳明園は、訪れる人々に静寂と癒やしの空間を提供し、心に残る感動を与えてくれるだろう。