奈良盆地を見下ろす、緑豊かな円錐形の山。万葉集にも詠まれた歴史ある場所で、ハイキングや神社参拝を楽しめます。
耳成山は、奈良盆地の南部に位置する、標高139.7メートルの山で、香具山、畝傍山とともに大和三山を形成しています。歴史的風土特別保存地区と国の名勝に指定されており、古くから人々に親しまれてきた場所です。山頂からは奈良盆地の眺望を楽しむことができ、周囲には木々が生い茂り、豊かな自然を感じることができます。 耳成山は、火山活動によって生まれた独立峰で、瀬戸内火山帯に属しています。山容は円錐形で、頂上は平坦です。山頂には三角点があり、周囲には木々が生い茂り、展望台としても人気があります。 中腹には耳成山口神社があり、参拝することができます。耳成山口神社は、高御産霊神(たかみむすびのかみ)と大山祗神(おおやまつみのかみ)を祀っています。古くは農耕神・水の神を祀る天神社であったとされ、雨乞いの神事が行われたという記録も残っています。 耳成山は、歴史と自然が調和した、心安らぐ場所です。ハイキングや神社参拝、自然散策など、さまざまな楽しみ方ができます。奈良を訪れた際には、ぜひ耳成山に足を運んでみてください。