日本最古の学問所建築である旧有備館は、歴史と文化に触れられる貴重な場所です。
旧有備館は、江戸時代に仙台藩の一門家臣であった岩出山城主家伊達氏の学問所として、元禄4年(1691年)に建立されました。建物は、それ以前の寛永9年(1633年)に建てられた岩出山城二の丸の仮居館を移築したもので、日本最古の学問所建築として、貴重な文化財となっています。茅葺きの書院造の建物は、当時の面影を色濃く残しており、歴史を感じることができます。建物内には、当時の資料や展示物が展示されています。また、建物を取り囲む回遊式庭園は、茶人・清水道竿によって設計されたもので、国の名勝に指定されています。庭園内には、池や石灯籠、木々などがあり、四季折々の美しい風景を楽しむことができます。旧有備館は、歴史と文化に触れられる貴重な場所であり、仙台藩の歴史や文化、そして当時の教育の様子を学ぶことができます。周辺には、岩出山城址や伊達家霊廟址など、歴史的な史跡も数多くあり、歴史ファンにはたまらない場所です。