松尾芭蕉が訪れた『奥の細道』にも記された歴史ある柳。周辺には芭蕉句碑、西行の歌碑、蕪村の句碑もあり、歴史を感じながら散策できます。
遊行柳は、奥州街道の宿駅として栄えた場所にあり、松尾芭蕉が訪れて『奥の細道』に記述された名所です。室町時代に時宗19代・尊酷上人がこの地を訪れた際、柳の精の老翁を念仏で成仏させたという宗教上の伝説発祥の地であり、古くから多くの人々が訪れてきました。能楽や謡曲の題材としても取り上げられ、昔から歌枕にもなる名所であったそうです。 元禄の頃、松尾芭蕉が訪れて「奥の細道」に記述されたことで、ますます有名となりました。柳のそばには芭蕉句碑、西行の歌碑、蕪村の句碑が建ち、那須町の史跡に指定されています。 周辺は田園風景が広がり、静かで落ち着いた雰囲気です。春には桜が咲き乱れ、秋には紅葉が美しく、一年を通して美しい景色を楽しめます。また、遊行柳のすぐ近くには、那須歴史探訪館があり、那須の歴史や文化について学ぶことができます。 遊行柳は、歴史と自然に触れられる、魅力的な観光スポットです。ぜひ訪れてみてください。