世界的に有名な建築家・隈研吾氏が設計した、石蔵を再生した美術館。石・水・光が織りなす美しい空間は必見です!
「那須芦野・石の美術館 STONE PLAZA」は、栃木県那須郡那須町芦野にある、世界的に有名な建築家・隈研吾氏が設計した美術館です。戦前から残る石蔵を再生し、石・水・光を効果的に使ったモダンな空間が印象的です。 美術館は、水路で隔てられた複数の建物で構成されており、それぞれの建物は個性的な空間となっています。たとえば、「石と光のギャラリー」では、厚み6mmの白大理石から光が透けて見える独特な組石積の部屋が、幻想的な空間を作り出しています。また、「石と水のギャラリー」では、石を積み上げた組石造工法によって、外の光や風が直接内部に差し込み、独特な雰囲気を演出しています。 さらに、農協の米蔵として使用されていた一番大きな石蔵は、「石蔵ギャラリー」として再生され、展示やイベント、コンサートなど、多目的に利用されています。太平洋戦争当時の空襲で受けた砲弾で空いた穴がそのまま壁に残っているなど、歴史を感じることができます。 館内には、芦野石・白河石のできた状況や地質・地層、石の採掘から仕上げに至る作業、焼成による石の変化について学べる「石の学習室」も設置されています。子どもたちの自由研究にも最適です。 美術館の周囲には、水を張った池があり、そこには石橋が架けられています。池に映る建物は、まるで浮いているように見え、石が軽やかに見える工夫が凝らされています。 「那須芦野・石の美術館 STONE PLAZA」は、建築と自然が調和した、美しく、そして静かな空間です。ゆったりと時間を過ごしたい方におすすめです。