二見興玉神社は、三重県伊勢市にある神社で、夫婦岩と呼ばれる2つの大きな岩が有名です。
二見興玉神社は、三重県伊勢市にある神社で、夫婦岩と呼ばれる2つの大きな岩が有名です。 夫婦岩は、日の大神(天照大神)と興玉神石を拝むための鳥居の役目を果たしています。 古来、男岩は立石、女岩は根尻岩と呼ばれていましたが、いつの頃からか、夫婦岩と呼ばれるようになりました。 夫婦岩の間から太陽が昇る写真は、初日の出のイメージとしてカレンダー等で使用されることが多いですが、冬季は方角的に夫婦岩の間から太陽が昇る光景を見ることはできません。 夏至の前後約4か月間は、夫婦岩の間から御来光が拝め、特に夏至の前後2週間ほどは、方位角約61度距離およそ200kmの彼方にある富士山山頂付近からの御来光となることから、梅雨の最中にもかかわらず、近隣の二見浦旅館街の宿泊客やカメラマンが多数訪れます。 また、冬至の頃には夫婦岩の間より昇る月を見ることもでき、満月の日には大勢のカメラマン・参拝者が訪れます。 境内には、無数の蛙像が並んでいます。これは、猿田彦大神の神使が蛙であることから、神社参拝の後に神徳を受けた人々が神社の境内に蛙の塑像を献納したためです。 蛙は「無事に帰る」「貸した物が還る」「お金が返る」の「カエル」に通じることから、験担ぎとして、今でも多くの参拝者が蛙の像を奉納しています。 二見興玉神社は、古くから「夫婦円満」や「家内安全」の象徴とされてきました。 また、夫婦岩の間から昇る朝日や夕日は、とても美しく、多くの観光客が訪れます。 二見興玉神社は、パワースポットとしても有名で、多くの人が願いを込めて参拝しています。 二見興玉神社を訪れたら、ぜひ夫婦岩の間から昇る朝日や夕日を眺めてみてください。そして、蛙の像にも注目してみてください。きっと、あなたにとって忘れられない思い出になるでしょう。