明治時代の産業遺産として世界遺産に登録された異人館。和洋折衷の建築様式が魅力です。
旧鹿児島紡績所技師館は、日本で最も初期の洋風木造建築の一つであり、国の重要文化財に指定されている建造物です。1867年(慶応3年)、日本初の洋式紡績工場である鹿児島紡績所の技術指導にあたったイギリス人技師の宿舎として建てられました。 この建物は、コロニアル様式のベランダや日本の伝統的な建築様式を取り入れた設計など、和洋折衷の建築様式が特徴です。また、当時の技術や文化を伝える貴重な資料や写真が展示されており、明治時代の産業革命を学ぶことができる場所となっています。 2015年には「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産の一つとして世界文化遺産に登録されました。世界遺産に登録された旧鹿児島紡績所技師館は、歴史と文化に触れることができる貴重な場所です。是非一度訪れてみてください。