薩摩藩の武家屋敷が立ち並ぶ、歴史と伝統を感じる街並みを散策しよう!
入来麓武家屋敷群は、薩摩藩の支配下にあった入来院氏が治めた地域で、鎌倉期からほぼ入来院家が領主として存続したという歴史を持つ珍しい場所です。中世の山城(清色城跡)と堀の役割をする樋脇川に囲まれた曲線的な街並みと、江戸時代以降の整然とした街並みが、玉石垣が積まれた街路の中で調和しています。 入来麓は、薩摩藩が領地を110あまりの地域に分け、管理した「麓」と呼ばれる武家屋敷群の一つです。薩摩の武家屋敷群として、日本遺産に登録されており、歴史ファンはもちろん、そうでない人でも、その独特の雰囲気に魅了されること間違いなしです。 入来麓では、当時の生活様式や建築様式を垣間見ることができる旧増田家の見学がおすすめです。旧増田家の家は、廃仏毀釈により取り壊された寺院跡に建てられた明治時代初期の家屋で、茅葺き屋根で土間があり、当時の生活様式を想像することができます。 また、入来麓には、城跡や曲がりくねった路地なども見どころです。城跡では、かつての城の威容を偲ぶことができ、曲がりくねった路地では、当時の生活の様子を想像することができます。 入来麓武家屋敷群は、歴史好きはもちろん、そうでない人でも楽しめる観光スポットです。ぜひ、足を運んでみてください。