旧高取家住宅
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「肥前の炭鉱王」の邸宅として知られる、国の重要文化財に指定された近代和風建築。
おすすめポイント
- 「肥前の炭鉱王」の邸宅として知られる
- 国の重要文化財に指定された近代和風建築
- 和風建築の中に洋風の要素を取り入れたつくり
- 大広間棟にある能舞台は、唯一の現存例ではないかとされている
- 当時の高取家の財力と文化水準の高さを物語る
概要
旧高取邸は、明治時代に「肥前の炭鉱王」として知られる高取伊好が建てた邸宅であり、現在では国の重要文化財に指定されています。敷地は約2300坪あり、唐津湾に面しており、居室棟と大広間棟の2つから構成されています。
旧高取邸は、和風建築の中に洋風の要素を巧みに取り入れたつくりが特徴です。例えば、洋間には大理石のマントルピースやアールヌーボー調のシャンデリアが設置されている一方で、伝統的な和室も数多く存在します。
特に注目すべきは、大広間棟にある能舞台です。これは、当時の高取家の文化水準の高さを示すものであり、日本国内で現存する唯一の能舞台ではないかとされています。また、72枚ある杉戸絵は、京都四条派の水野香圃が半年ほど滞在して制作したもので、その精緻な絵画は圧巻です。
旧高取邸は、明治時代の富豪の暮らしと文化水準を今に伝える貴重な遺産であり、訪れる人々に当時の時代背景を想像させてくれます。当時の暮らしや文化を体感できるだけでなく、歴史的価値の高い建築様式も堪能できる、おすすめの観光スポットです。