200年以上前の歴史を感じられる貴重な古民家。
吉村家住宅は、佐賀県富士町の山あいに佇む、築200年以上経つ由緒正しい古民家です。 国の重要文化財に指定されており、その歴史の重みを感じることができます。 天明9(1789)年建立の墨書が発見されたことから、現存する民家の中では県内最古のものと判明しました。 県北部に見られる直家(すぐや)形式という貴重な形式で建てられており、木造平屋建て、茅ぶきの寄棟造りと、古き良き日本の伝統的な建築様式をそのままに受け継いでいます。 かまどや囲炉裏を配する方には煙出しが設けられており、独特のたたずまいを見せています。 東側に土間、西側に5室あり、家の中も見学することができます。 当時の暮らしを想像しながら、じっくりと見て回ると、歴史のロマンを感じることができます。 吉村家の由緒は明らかではありませんが、建物の規模や梁の長さなどが付近の民家よりも大きいことから、上層農家だったのではないかと想像されています。 周辺の自然と調和し、静寂の中に佇む吉村家住宅は、歴史と文化を感じることができる貴重な場所です。 ぜひ一度訪れて、その魅力を体感してみてください。