大正天皇や昭和天皇が静養された、歴史と文化を感じられる場所。国の重要文化財に指定された御用邸と、美しい庭園を散策できます。
日光田母沢御用邸記念公園は、かつて大正天皇や昭和天皇(当時皇太子)が静養された場所。 日光田母沢御用邸は、明治32年(1899年)に大正天皇(当時皇太子)のご静養地として造営され、その後、大正天皇のご即位後、大正7年(1918年)から大規模な増改築が行われ、大正10年(1921年)に現在の姿となりました。 昭和22年(1947年)に廃止されるまでの間、大正天皇をはじめ、三代にわたる天皇・皇太子がご利用になりました。 戦後、博物館や宿泊施設、研修施設として使用された後、栃木県により3年の歳月をかけ、修復・整備され、平成12年(2000年)に記念公園として蘇りました。 建物は、江戸時代後期、明治、大正と三時代の建築様式をもつ集合建築群で、現存する明治・大正期の御用邸の中では最大規模のものです。これらの建物や庭園から、当時の建築技術や皇室文化を垣間見ることができます。 平成15年(2003年)に貴重な建造物として「国の重要文化財」に指定され、平成19年(2007年)には「日本の歴史公園100選」に選定されました。 四季折々の風情ある庭園と日光田母沢御用邸の100年に及ぶ荘厳な趣きを是非ご堪能ください。