樹齢約800年のカバザクラの古木で、国の天然記念物に指定されています。
石戸蒲桜は、埼玉県北本市にあるカバザクラの古木で、樹齢は約800年と推定されています。国の天然記念物に指定されており、日本五大桜の1本にも数えられています。 石戸蒲桜の名前の由来は、鎌倉幕府の重鎮 源範頼にちなむと言われています。源範頼は、謀反を疑われ伊豆に流刑になった後、処刑されそうになりこの地まで逃れてきました。その時、使っていた杖が根付いたのがこの蒲桜という伝説が残っています。 石戸蒲桜は、老木ですが今でも綺麗な花を咲かせます。花は小ぶりで淡いピンク色をしており、4月10日前後に見ごろを迎えます。石戸蒲桜を見に訪れる観光客は多く、桜の季節には賑わいをみせます。 石戸蒲桜がある東光寺は、石戸蒲桜以外にも見どころが多く、歴史を感じることができます。また、周辺には、石戸宿という江戸時代の宿場町が残っており、散策を楽しむこともできます。