400年以上の歴史を持つ重要文化財の町家で、当時の暮らしを体感!
堺市立町家歴史館 山口家住宅は、国の重要文化財に指定されている江戸時代初期の町家です。慶長20年(1615年)の大坂の陣の戦火により市街地が全焼した直後に建てられたとされ、国内でも現存する数少ない江戸時代初期の町家のひとつとして極めて貴重です。 元禄2年(1689年)の「堺大絵図」には、山口家の屋号である「越前屋」の記述が見え、現在の場所に敷地があったことがわかります。その後安永4年(1775年)に南側の玄関部分や西土蔵、寛政12年(1800年)に北土蔵の増築を経て、現在の間取りが完成しました。 広い土間の上には立派な梁(はり)が架かり、壮大な空間を作っています。また樹齢約200年の大ハゼの樹を中心とする庭では、秋の紅葉を楽しむことができます。 平成21年から「町家歴史館 山口家住宅」として公開しています。 山口家住宅を訪れれば、当時の堺の人々の暮らしや文化を肌で感じることができます。また、堺の歴史や文化について学ぶことができる貴重な場所でもあります。ぜひ、足を運んでみてください。