1300年以上の歴史を持つ越後国最古の古刹。酒吞童子の鏡井戸や義経ゆかりの六角堂など、伝説の残る史跡が点在する歴史深い寺院です。
国上寺は、新潟県燕市にある1300年以上の歴史を持つ越後国最古の古刹です。709年(和銅2年)に泰澄大師によって開山されたと伝えられています。国上寺は、古くから信仰を集めてきた寺院であり、その歴史は、数々の伝説や故事に彩られています。 境内には、酒吞童子が隠したと言われる鏡井戸や、源義経が戦勝祈願をしたとされる六角堂など、歴史を感じさせるスポットが点在しています。酒吞童子の鏡井戸は、願い事を叶えてくれると信じられており、多くの参拝客が訪れます。六角堂は、源義経が奥州へ落ち延びる際に立ち寄り、戦勝祈願をしたと伝えられており、今もなお、その霊験あらたかな場所として知られています。 また、国上寺は、上杉謙信公の祈願寺としても知られており、謙信公ゆかりの御朱印も人気です。謙信公は、国上寺を深く信仰しており、戦勝祈願や家運隆昌を祈願するために、しばしば国上寺を訪れていたそうです。謙信公ゆかりの御朱印は、国上寺でしか手に入らない貴重なものです。 国上寺の境内は、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。春には桜の花が咲き乱れ、夏には風鈴の音が涼しげに響き渡り、秋には紅葉が美しく色づきます。特に紅葉の季節には、境内全体が燃えるような赤や黄色に染まり、見事な景観を呈します。 国上寺は、歴史と自然に囲まれた、心安らぐ場所です。静寂の中に、古の歴史を感じながら、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。