松島湾を一望できる高台にある公園。春には桜と松島湾の絶景が楽しめる、他に類を見ない花見スポットです。
西行戻しの松公園は、宮城県松島町にある、松島湾を見下ろす高台に位置する公園です。 この公園の名前の由来は、鎌倉時代の歌人・西行法師にまつわる伝説です。西行法師が諸国行脚の途中、この地に立ち寄り、松の大木の下で出会った童子と禅問答をしたと言われています。しかし、西行法師は童子の問答に答えられず、松島への旅をあきらめたと伝えられています。 公園内には、この伝説にちなんで「西行戻しの松」と呼ばれる大きな松の木があります。この松の木は、公園のシンボル的な存在であり、古木の風格が漂い、歴史を感じさせます。 公園からは、松島湾の美しい景色を一望できます。特に春には、約260本の桜が咲き乱れ、松島湾の青い海とのコントラストが美しい絶景を創り出します。展望台からは、雄大な松島湾の景色を360度のパノラマで楽しめます。 松島湾に浮かぶ島々や、遠くに見える金華山など、松島の美しい風景を満喫できる場所です。桜の季節には、多くの観光客で賑わいますが、他の季節でも、静かで落ち着いた雰囲気の中で自然を満喫できます。 西行戻しの松公園は、歴史と自然が調和した、松島観光に欠かせないスポットです。