600 年の歴史を誇る杵築城は、城跡にそびえる三層の天守閣が美しく、城下町の情緒あふれる街並みを一望できます。
杵築城は、1394 年に木村頼直によって築城された、豊後国を代表する城であり、その歴史は600 年以上に及びます。築城当初は、高山川と八坂川の河口にあたる台山に築かれ、戦略的に重要な位置を占めていました。その後、幾度かの城主の交代を経て、前田氏、杉原氏、細川氏、小笠原氏、そして松平氏と、それぞれの時代の変遷を物語っています。明治時代に廃城となり、現在は、1970 年にコンクリート製の模擬天守閣が復元され、当時の姿を偲ぶことができます。城内には郷土資料館が併設されており、杵築城の歴史や文化に関する資料が展示されています。天守閣からは、杵築市街地や豊後水道が一望でき、雄大な景色を満喫できます。また、城下町には、武家屋敷や商家などが残っており、当時の面影を偲ぶことができます。杵築城は、歴史と文化が息づく、魅力的な観光スポットです。ぜひ、城下町の情緒あふれる街並みを散策しながら、杵築城の歴史に思いを馳せてみてください。