国宝の本堂を持つ歴史ある寺院。室町時代の建築様式を伝える貴重な建造物です。静寂に包まれた境内には、つくばねの滝もあり、自然と歴史を感じられます。
朝光寺は、兵庫県加東市にある、高野山真言宗の寺院です。山号は鹿野山(ろくやさん)と称し、本尊は2躯の十一面千手千眼観世音菩薩立像です。法道仙人が651年に開基したという伝承があり、古くから人々の信仰を集めてきました。 特に注目すべきは、国宝に指定されている本堂です。室町時代に再建されたこの本堂は、和様と禅宗様の要素を融合させた「折衷様」建築の代表例として、その美しい建築様式が評価されています。本堂内部は、荘厳な雰囲気に包まれ、静寂の中に安らぎを感じられます。 また、朝光寺には、つくばねの滝という美しい滝があります。清らかな水が流れ落ちるその風景は、都会の喧騒を忘れさせてくれる、癒やしの空間です。 朝光寺は、歴史と自然が調和した、心落ち着く場所です。国宝の本堂やつくばねの滝をゆっくりと見学し、静寂の中で心を休ませてみてはいかがでしょうか。