宇都宮の中心部に位置する歴史ある神社で、東国を鎮めたとされる豊城入彦命を祭神とする。
宇都宮二荒山神社は、栃木県宇都宮市の中心部、明神山(臼ヶ峰、標高約135m)山頂に鎮座する歴史ある神社です。東国を鎮めたとされる豊城入彦命を祭神とし、古くから人々の信仰を集めてきました。その歴史は古く、社伝では、仁徳天皇41年に毛野国が下野国と上野国に分けられた際、下野国国造に任じられた奈良別王(ならわけのきみ)が曽祖父・豊城入彦命をこの地域の氏神として祀ったのに始まると伝えられています。 当社は、長年にわたり戦火や火災に見舞われ、度々社殿を焼失してきました。現在の社殿は、戊辰戦争による焼失後の明治10年(1877年)に明治新政府によって再建されたものです。 境内には、国認定の重要美術品である三十八間星兜や鉄製狛犬など貴重な文化財が数多く存在します。また、長い石段を登り切った先に現れる唐破風の神門は、風格があり、訪れる人の心を惹きつけます。社殿は木々に囲まれ、静かで落ち着いた雰囲気で、都会の喧騒を離れて、ゆっくりと時間を過ごしたい方におすすめです。 宇都宮二荒山神社は、歴史と文化を感じることができるだけでなく、自然の美しさも堪能できる場所です。ぜひ一度訪れてみてください。