栃木県益子町にある真言宗豊山派の寺院で、坂東三十三観音第20番札所として知られる西明寺。鎌倉時代に建立された三重塔や楼門など、国宝・重要文化財に指定されている建造物を見学できます。
栃木県芳賀郡益子町にある真言宗豊山派の寺院、西明寺は、坂東三十三観音の第20番札所として知られています。山号は獨鈷山といい、本尊は十一面観世音菩薩です。西明寺は、鎌倉時代に建立された三重塔や楼門など、国宝・重要文化財に指定されている建造物を数多く有しています。特に、三重塔は、木造塔としては珍しく屋根を銅板葺きとするのが特徴です。また、本堂内には、室町時代に作られた厨子があり、その中には十一面観世音菩薩が安置されています。 西明寺には、ユニークな「笑い閻魔」で親しまれている閻魔堂もあります。閻魔大王が笑顔で描かれていることから、親しみやすく、また、閻魔大王の威圧感を感じさせないことから、多くの人々に愛されています。 西明寺は、静かで落ち着いた雰囲気の寺院で、心を落ち着かせたい時におすすめです。境内には、樹齢600年のコウヤマキや、椎林叢など、自然も豊かです。また、西明寺は、益子焼の産地としても有名で、周辺には多くの窯元が軒を連ねています。益子焼の買い物を楽しむのもおすすめです。 西明寺を訪れる際は、ぜひ、歴史ある建造物や、自然、そして益子焼を満喫してみてください。