美濃国一宮として崇敬を集める南宮大社は、鉱山を司る神である金山彦命を祀る神社。国の重要文化財に指定されている江戸時代の建造物が立ち並び、歴史を感じられる場所です。
南宮大社は、岐阜県不破郡垂井町にある、美濃国一宮として崇敬を集める神社です。 祭神は、鉱山を司る神・金山彦命。全国の鉱山・金属業の総本宮として、古くから信仰を集めてきました。 南宮大社は、崇神天皇の時代に創建されたという社伝があり、平安時代中期の『延喜式神名帳』にも記載されています。 長い歴史の中で、数々の変遷を経験してきましたが、現在の社殿は、1642年に徳川家光により再建されたものです。 社殿は、国の重要文化財に指定されており、江戸時代の建築様式を今に伝える貴重な建造物です。 境内には、本殿、幣殿、拝殿の他に、聖武天皇旧跡、大仏建立勅願所碑などが残されています。 南宮大社には、古来より伝わる神事芸能が数多く残っており、毎年5月5日に行われる例大祭では、神行式、蛇山神事、還幸舞など、伝統的な神事が披露されます。これらの神事芸能は、国の重要無形民俗文化財に指定されており、日本の伝統文化を体感できる貴重な機会となっています。 南宮大社は、歴史と伝統、そして自然が調和した、心落ち着く場所です。四季折々の風景も美しく、一年を通して訪れる価値のある神社です。ぜひ一度訪れてみてください。