松島湾に浮かぶ島々の中に建つ、雄大な姿の禅寺。伊達政宗の菩提寺として知られ、国宝の本堂や庫裡など、歴史と文化を感じられる寺院です。
瑞巌寺は、宮城県松島町にある臨済宗妙心寺派の寺院。日本三景の一つ、松島にあり、山号を含めた詳名は松島青龍山瑞巌円福禅寺。平安時代の創建で、宗派と寺号は天台宗延福寺、臨済宗建長寺派円福寺、現在の臨済宗妙心寺派瑞巌寺と変遷した。古くは松島寺とも通称された。瑞巌寺は、伊達政宗の菩提寺として知られ、国宝の本堂や庫裡など、歴史と文化を感じられる貴重な建造物が数多く残されています。見事な障壁画や彫刻、庭園など、見どころが満載です。 瑞巌寺は、平安時代の延福寺が起源とされています。延福寺は、天長5年(828年)に慈覚大師円仁によって開かれた天台宗の寺であったと言われています。その後、鎌倉時代に北条時頼の庇護のもと、臨済宗に転換し、円福寺と名乗りました。江戸時代初期、仙台藩主伊達政宗によって再建され、現在の姿となりました。 瑞巌寺は、伊達政宗の遺言により、彼の菩提寺となりました。政宗は、瑞巌寺を完成させるために、5年の歳月を費やしたと言われています。そのため、瑞巌寺は、伊達政宗の思想や文化が色濃く反映された寺院となっています。 瑞巌寺は、国の重要文化財に指定されている本堂や庫裡、御成門など、歴史と文化を感じられる貴重な建造物が数多く残されています。特に、本堂は、桃山時代の建築様式を代表するもので、見事な彫刻や装飾が施されています。また、境内には、伊達政宗の手植えと伝えられる臥龍梅や、松島湾を一望できる展望台などもあり、歴史と自然を満喫できます。 瑞巌寺は、松島観光のハイライトの一つです。松島を訪れた際は、ぜひ瑞巌寺を訪れて、歴史と文化に触れてみてください。