江戸時代の華やかな文化を今に伝える、国の重要文化財「角屋」を体感できる美術館。当時の建築様式や暮らしを間近で見ることができる。
角屋は、京都の花街・島原に現存する唯一の揚屋建築です。島原は、江戸時代に遊郭として栄えた場所で、角屋はその中でも最も格式の高い揚屋の一つでした。建物は、寛永18年(1641)に建てられ、その後何度か増改築を重ねながら、現在も当時の姿をほぼそのままに保っています。国の重要文化財に指定されており、その歴史的価値は非常に高いと言えるでしょう。 角屋は、もてなしの文化を伝える貴重な史跡です。当時の建築様式や暮らしを間近で見ることができ、当時の華やかで贅沢な暮らしを垣間見ることができます。また、角屋には、当時の貴重な美術品も数多く所蔵されています。中でも、与謝蕪村筆の「紅白梅図屏風」は国の重要文化財に指定されており、必見です。 角屋は、江戸時代の京都の文化を知る上で欠かせない場所です。歴史好き、建築好き、美術好き、そして京都の文化に興味があるすべての人に、おすすめの観光スポットです。 角屋は、島原の喧騒から少し離れた場所に位置しており、静かで落ち着いた雰囲気です。美術館内は撮影禁止ですが、美しい日本庭園は撮影可能です。庭園を散策しながら、ゆっくりと時間を過ごすのもおすすめです。 角屋は、予約制で公開されています。事前にホームページから予約をすることをお勧めします。また、角屋は、京都駅からバスで約15分とアクセスも良好です。