緑豊かな自然に囲まれた美術館で、イギリス風の山荘と安藤忠雄設計の建築が調和した美しい空間。
大山崎山荘美術館は、京都府乙訓郡大山崎町にある美術館です。天王山の山腹に位置し、緑豊かな自然に囲まれた環境にあります。創設者は、実業家・加賀正太郎。彼は、昭和初期にイギリス風の山荘「本館」を自ら設計し、建てました。美術館のコレクションの中核は、アサヒビールの創業者・山本為三郎が収集したものです。日本の伝統工芸品やヨーロッパの近代美術作品、特にクロード・モネの『睡蓮』連作が有名です。 美術館は、本館の他に、安藤忠雄設計の「地中館」「山手館」があります。「地中館」は、地下に作られた展示室で、自然光が差し込む開放的な空間です。モネの『睡蓮』は、この静寂の空間で鑑賞できます。「山手館」は、現代美術を展示する建物で、斬新なデザインが特徴です。 美術館の周囲は、庭園になっており、散策を楽しむこともできます。緑豊かな自然の中で、ゆっくりと時間を過ごすことができます。カフェもあり、雄大な景色を眺めながら、美味しいケーキやコーヒーを楽しむことができます。 大山崎山荘美術館は、歴史と文化、そして自然が融合した、魅力的な美術館です。京都を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてください。