九州二十四地蔵尊第15番札所であり、九州八十八ヶ所第76番札所でもある由緒ある寺院です。
栄久山寿福寺は、長崎県佐世保市江迎町にある真言宗智山派の寺院です。九州二十四地蔵尊第15番札所及び九州八十八ヶ所第76番札所として知られており、歴史好きや信仰深い方にとって魅力的な場所です。 創建は1582年(天正10年)と古く、平戸領主松浦鎮信により現在の佐世保市早岐地域に「長福寺」として創建されました。その後、1635年(寛永12年)に平戸藩の江迎における祈願所として現在地に移され、江戸幕府第8代将軍徳川吉宗の嫡男長福丸(後の第9代将軍徳川家重)の名と重なるため、1717年(享保2年)に現寺名に改められました。 境内には、本堂、庫裡、鐘楼、山門などがあり、国の重要文化財に指定されています。また、千灯籠まつりという、当寺の水掛地蔵尊が近くの川で水を掛けられ、江迎市街地を神輿に載せられて練り歩く祭りも有名です。 寿福寺は、歴史と信仰、そして地域の人々とのつながりを大切にする寺院であり、訪れる人々に静寂と安らぎを与えてくれます。佐世保を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてください。