明治時代に建てられた歴史ある木造の教会。正面のレンガ造りや、側面のアーケードが特徴的。周辺の風景と調和し、静かで落ち着いた雰囲気を醸し出す。
カトリック宝亀教会は、長崎県平戸市にある、明治時代に建てられた木造の教会です。かつては、ユネスコの世界遺産(文化遺産)暫定リストへ掲載が決まった「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」を構成する教会のひとつでしたが、平成に行われた大規模改修により、推薦段階で除外されました。しかし、その歴史的価値は変わらず、平戸を訪れる人々に、静かで落ち着いた雰囲気を提供しています。 教会は、宝亀湾を見下ろす丘の上に建っており、正面は赤レンガ造り、側面にはバルコニー風のアーケードが設けられており、独特の構造をしています。教会内部は、木造の梁組やリブ・ヴォールト天井など、当時の建築技術を感じることができます。また、窓から差し込む光が美しく、静かで落ち着いた雰囲気を醸し出しています。 周辺には、普通の民家も点在し、人々の生活の中に自然と存在しているような、温かい雰囲気も漂っています。まるで、タイムスリップしたかのような、ノスタルジックな雰囲気も魅力です。 教会を訪れる際は、周辺の景色も楽しんでみてください。宝亀湾の美しい景色や、平戸の街並みを眺めることができます。また、教会の近くには、お土産屋さんやカフェなどもいくつかありますので、ゆっくりと過ごすのもおすすめです。