広大な敷地内に点在する300基以上の古墳!古代日向国の歴史とロマンを感じられる!
西都原古墳群は、宮崎県西都市にある、日本最大級の前方後円墳を中心とした古墳群です。国の特別史跡に指定されており、広大な台地上に300基以上の古墳が点在しています。これらの古墳は、古代日向国の王や豪族の墓として、4世紀初頭から7世紀前半にかけて築造されたと推定されています。西都原古墳群は、その規模の大きさだけでなく、古墳の構造や埋葬施設、出土遺物などから、古代日向国の歴史と文化を知る上で貴重な資料となっています。 西都原古墳群のなかでも有名なのは、宮内庁が管理している陵墓参考地である「男狭穂塚古墳」と「女狭穂塚古墳」です。男狭穂塚古墳は、日本最大の帆立貝形古墳で、女狭穂塚古墳は、九州最大規模の前方後円墳です。これらの古墳は、神話の時代、ニニギノミコトとその妻・コノハナサクヤヒメが眠る地として伝えられており、毎年11月の「古墳まつり」で年に一度の特別参拝が行われています。 西都原古墳群は、単なる史跡ではなく、広大な公園として整備されており、散策やレクリエーションを楽しむことができます。春には桜や菜の花、夏にはひまわり、秋にはコスモスと、四季折々の花が咲き乱れ、美しい景色を眺めることができます。また、古墳群内には、西都原考古博物館や古代生活体験館などもあり、古代日向国の歴史と文化を深く学ぶことができます。西都原ガイダンスセンター「このはな館」は、地場産品の販売やレストランもある総合案内施設となっています。 西都原古墳群を訪れれば、古代日向国の歴史と文化に触れ、壮大な景色を眺めながら、心に残る時間を過ごすことができます。