筑後川昇開橋
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筑後川昇開橋は、日本唯一の現役の昇開橋。かつて鉄道橋として活躍していた歴史を感じながら、雄大な筑後川を眺められる絶景スポット。
おすすめポイント
- 日本唯一の現役昇開橋
- 国の重要文化財に指定
- 雄大な筑後川と周辺の景色を一望
- 夕暮れ時の絶景
- 旧佐賀線跡を散策
基本情報
- 住所
- 福岡県大川市大字向島地先 福岡県の観光地を探す
- アクセス
- 長崎自動車道「東脊振IC」から30分 ルートを表示
- 営業時間
- 【通行可能時間】※各通行可能時間の前後5分間で橋が昇降する
9:05~9:35、10:05~10:35、11:05~11:35、12:05~12:35、13:05~13:35、14:05~14:35、15:05~15:35、16:05~16:35
- 休業日
- 月曜日(祝日の場合は翌日)、12/29~1/3
- 料金
- 無料(橋の運営資金のための募金箱が設置されている)
- INFO
- 日没から22時までライトアップされる。
- HP
- https://www.shoukaikyou.com/
概要
筑後川昇開橋は、1935年(昭和10年)に開通した全長507.2メートルの昇開式可動橋で、かつて国鉄佐賀線の鉄道が通っていました。橋桁の一部が垂直方向に上下する昇開橋として日本に現存する最古のものであり、当時「東洋一の可動式鉄橋」と呼ばれていました。
建設当時は、筑後川の河口付近で、有明海の潮の干満の影響も直に受ける地理的条件があり、付近には港もあり、大型船の往来が激しかったため、通常の橋では船が通れなくなってしまう可能性がありました。そのため、中央部の橋が可動して船が通れる構造になったのです。
国鉄の民営化を前に1987年(昭和62年)3月27日限りで佐賀線は廃線となり、同橋梁も閉鎖されました。その後、解体も検討されましたが、地元住民の強い要望により保存され、1992年(平成4年)9月17日に日本国有鉄道清算事業団から大川市へ無償譲渡されました。そして、1996年(平成8年)に大川市道としての扱いの遊歩道として復活し、現在では大川市と諸富町のシンボル的存在となっています。
橋の両端には公園が整備されていて、現役当時の橋の姿のモニュメントや佐賀線で使われていた3灯式信号機や警報機などが保存されています。また、橋の中央部には事務所があり、橋の仕組みや歴史に関する展示を見ることができます。
筑後川昇開橋は、国の重要文化財に指定されており、日本機械学会より機械遺産(23番)にも認定されています。現在では、観光客だけでなく、地元住民の憩いの場としても親しまれており、歴史と文化を感じることができる貴重な場所となっています。
ぜひ、筑後川昇開橋を訪れて、その歴史と技術を体感してみてください。