300年以上続く歴史ある街路市で、地元の新鮮な食材や工芸品が楽しめる!
日曜市は、高知県高知市追手筋で行われる、300年以上続く歴史ある街路市です。元禄3年(1690年)に制定された藩法「元禄大定目」の中に街路市が開設日と場所が定められていることから、少なくとも300年以上の歴史があるといわれています。 当初は現在のような曜日制ではなく日を定めた日切市であり、蓮池町と朝倉町などで開催されていました。日切市から現在のような曜日制に変わったのは、官庁が太陽暦を採用し日曜休日、土曜半休となった1886年(明治9年)になってからです。 その後、1904年(明治37年)に土陽新聞に帯屋町市場開設広告が出されたことで、日曜市は現在の場所である追手筋に移転しました。移転後は、帯屋町の商店の売り上げが飛躍的に伸び、日曜日の売り上げが他の6日間とほぼ同一であったといわれています。 現在では、毎週日曜日(年始とよさこい祭り期間を除く)に開催され、約300店が軒を連ね、新鮮な野菜や果物、乾物、金物、打ち刃物、植木など、さまざまな商品が販売されています。地元の人々だけでなく、観光客にも大人気で、活気に満ち溢れた市場です。 日曜市は、高知の伝統文化を体験できる観光スポットです。新鮮な地元の食材や工芸品を買い求めたり、活気に満ち溢れた市場の雰囲気を楽しんだり、地元の人々との触れ合いを通じて、高知の文化に触れることができます。