紀州東照宮
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108段の石段を登りきると現れる、朱塗りの楼門と雄大な和歌浦の景色は圧巻!
おすすめポイント
- 108段の石段を登りきった先に現れる朱塗りの楼門
- 和歌浦の絶景
- 左甚五郎の彫刻
- 狩野探幽の壁画
- 極彩色の社殿
概要
紀州東照宮は、和歌浦湾の入り江を見下ろす雑賀山に位置し、その歴史は元和5年(1619年)に遡ります。徳川家康の十男である徳川頼宣が紀州藩主となると、南海道の総鎮護として東照大権現を祀る東照社の建立を計画し、元和7年(1621年)に完成しました。
本殿は、伝統的な和様を用いながらも、左甚五郎の作といわれる彫刻や、狩野探幽作の壁画など、様々な見どころが詰まった豪華な造りとなっています。特に、内外部共に黒漆、赤漆を塗り、複雑な組物や彫刻類には極彩色を施し鍍金の飾金具を施したその様は、まさに「関西の日光」と呼ぶにふさわしい絢爛豪華さを誇っています。
参道は、鬱蒼とした木々に囲まれ、青石が敷き詰められ、両側は低い石垣で区切られています。鍵の手で折れ曲がると、急勾配の108段の石段にたどり着きます。参道と石段の両側には、家臣団が寄進した石灯籠が並び、歴史を感じさせてくれます。
高台の南端には楼門が南面し、その両脇に東西回廊が建ち、高さ約2mの石垣により一段高くなった社地北側には、唐門と瑞垣、その奥には正面に拝殿・石の間・本殿を一つの建物にまとめた権現造りの社殿が建ちます。かつては社殿の右に三重塔、左に薬師堂がありました。
紀州東照宮は、歴史と文化、そして自然が融合した、まさに和歌浦のシンボルと言えるでしょう。和歌浦を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。