明治時代に建てられた赤レンガ倉庫が、歴史資料館やイベントスペース、カフェなどとして生まれ変わりました。
半田赤レンガ建物は、明治31年(1898年)に、ドイツのゲルマニア機械製作所が設計した丸三麦酒(現:カブトビール)のビール工場として建てられました。当時のビール工場の面影を残す建物は、国の登録有形文化財にも指定されています。 第二次世界大戦中には中島飛行機半田製作所の衣糧倉庫となり、戦後は日本食品化工のコーンスターチ製造工場の一部として利用されました。 1994年、工場が閉鎖され、解体される危機に瀕しましたが、地元住民や市民団体による保存運動によって、半田市が買い取り、2015年7月18日に観光施設としてリニューアルオープンしました。 現在は、歴史資料館、イベントスペース、カフェ、ビアホールなどを備えた複合施設として、多くの人に親しまれています。 歴史資料館では、当時のビール醸造の様子や半田の歴史を伝える展示が行われています。また、イベントスペースでは、様々なイベントが開催され、地域の人々や観光客でにぎわっています。カフェやビアホールでは、明治時代・大正時代の味を再現したカブトビールを楽しむことができます。 半田赤レンガ建物は、歴史と文化に触れ、現代の賑わいを楽しむことができる、魅力的な場所です。ぜひ、足を運んでみてください。