黒川紀章設計の個性的な建物と、エコール・ド・パリやメキシコ・ルネサンスなど、多彩なコレクションが魅力。
名古屋市美術館は、1988年4月22日に開館した、愛知県名古屋市中区の白川公園にある美術館です。建築家・黒川紀章の代表作として知られており、地元出身の黒川は、名古屋城や大須観音、熱田神宮など名古屋の伝統的な建築物の意匠を随所に採り入れています。 美術館は、国内外の20世紀美術を中心に、約7,000点の作品を所蔵しています。特に、エコール・ド・パリの作品は、稲沢市生まれの荻須高徳との繋がりから多く収蔵されています。また、メキシコ・ルネサンスの作品は、瀬戸市ゆかりの北川民次がメキシコで活躍した縁から、多く収蔵されています。現代美術においては、愛知出身の荒川修作、河原温、桑山忠明など、世界的に活躍する作家たちの作品も充実しています。 美術館の周辺には、名古屋市科学館、でんきの科学館、名古屋市環境学習センター・エコパルなごやなど、様々な施設があり、一日中楽しめる場所です。美術館を訪れた際は、これらの施設にも足を運んでみてはいかがでしょうか。