トヨタグループのルーツをたどり、日本の産業技術の歴史を体感できる博物館。繊維機械から自動車まで、貴重な展示と実演を通して、モノづくりの魅力に触れよう。
トヨタ産業技術記念館は、愛知県名古屋市西区にあるトヨタグループ運営の企業博物館で、1911年(明治44年)完成の「豊田自動織布工場」(後の豊田自動織機栄生工場)の跡地に、豊田喜一郎の生誕100年を記念して1994年(平成6年)6月11日に開館した。 トヨタグループの創業者である豊田佐吉と豊田喜一郎の足跡をたどり、日本の産業技術の進化を体感できる貴重な博物館だ。当時の工場建物をそのまま活用した重厚な雰囲気の中で、繊維機械や自動車の製造工程、技術革新の歴史を、実際に動く機械や貴重な資料を通して学ぶことができる。 特に注目すべきは、動態保存された昔の織機や自動車の製造機械。実際に稼働している様子を見学することで、当時の技術革新の凄さを感じることができる。また、トヨタグループの創業から現在までの歩みを、様々な展示を通してわかりやすく解説している。 トヨタ産業技術記念館は、単なる自動車の博物館ではなく、日本の産業技術の歴史を学ぶことができる貴重な場所だ。モノづくりの魅力に触れ、日本の産業技術の進化を感じることができるだろう。