会津若松市にある樹齢650年以上の歴史ある桜。大河ドラマ「八重の桜」のオープニングにも登場した、会津を代表する桜です。
石部桜は、会津若松市一箕町にある樹齢650年以上と推定されるエドヒガンザクラです。その歴史は古く、中世会津の領主葦名氏の重臣、石部治部大輔の庭にあったと伝えられています。10本の幹からなり、枝張りは最も広いところで約20mもあり、のびのびと枝を広げるその雄大な姿は、まるで歴史の重みを感じさせるかのようです。周囲が田んぼに囲まれているため、一際目立ち、春の訪れを告げる象徴的な存在となっています。 石部桜は、その美しい姿だけでなく、会津の歴史と文化を象徴する桜としても知られています。特に、大河ドラマ「八重の桜」のオープニングに登場したことで、全国的に注目を集めました。ドラマの中では、会津藩の女医・新島八重が、石部桜を見上げるシーンが印象的に描かれており、多くの人々の心を魅了しました。 石部桜を訪れる際は、桜の美しさだけでなく、その歴史背景にも思いを馳せてみてください。きっと、忘れられない思い出となるでしょう。