樹齢660年と推定される、石見地方で有名な大平桜。その見事な姿は、まるで雪の小山のように壮観です。
三隅大平桜は、島根県浜田市三隅町矢原にある、国の天然記念物に指定されている大平桜です。樹齢660年と推定され、石見地方で有名な桜として知られています。その見事な姿は、まるで雪の小山のように壮観で、訪れる人々を魅了します。 三隅大平桜は、彼岸桜の一種で、推定樹齢160年、樹高18尺、高さ53尺、枝張りは東西に45丈にも及びます。花の盛りには、無数の桜の花が咲き乱れ、まるで雪の小山を現出するかの壮観さを呈します。昼間は陽光に輝き、夜はライトアップによって幻想的な姿を見せるなど、昼と夜で異なる表情を見せてくれます。特に夜は、いくぶん霊的な美しさを感じ、神秘的な雰囲気に包まれます。 毎年、桜の開花に合わせて「大平桜まつり」が開催され、県内外から多くの人が訪れます。まつり期間中は、石見神楽の上演などのステージイベントのほか、特産品の販売や軽食の販売があり、多くの人で賑わいます。また、祭りの前後1週間は毎日夜間ライトアップされ、夜空に浮かび上がる幻想的な桜の姿を観ることができます。 三隅大平桜は、石見地方の自然と歴史を感じられる貴重な観光スポットです。春の訪れを感じ、美しい桜を鑑賞しながら、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。