釧路湿原の雄大な景色を、木道からじっくりと堪能できる。
温根内木道は、釧路湿原の西側に位置する、約3kmにわたる木道です。釧路湿原国立公園の特別地域に指定されているこの湿原は、貴重な生態系を持つことから、自然保護の観点からも重要な場所となっています。温根内木道を歩けば、湿原の豊かな自然を五感で感じることができます。木道は、湿原の植物や野鳥を観察しやすいように整備されており、ゆっくりと散策を楽しめます。6月中下旬には、ヘイケボタルが飛び交う幻想的な景色を目にすることもできます。また、運が良ければ、湿原のシンボルであるタンチョウの姿を見られるかもしれません。タンチョウは、湿原の豊かな生態系の象徴であり、その姿は多くの人を魅了します。さらに、湿原には様々な種類の植物が生息しており、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。春には、ミズバショウやリュウキンカなど、可憐な花々が咲き乱れ、夏には、緑の葉が茂り、秋には、紅葉が湿原を彩ります。冬には、雪景色の中に凛とした姿を見せるタンチョウの姿は、格別です。温根内木道は、釧路湿原の豊かな自然を満喫できる、おすすめの散策路です。ぜひ、ゆっくりと時間をかけて、湿原の神秘的な世界を体感してください。