江戸城の石垣に使われた石を切り出した場所。400年以上前の壮大な石切場の跡を、実際に見て感じることができます。
熱海石丁場跡は、江戸城の石垣に使われた石を切り出した場所であり、現在も当時の石切場の跡を見ることができます。伊豆の網代温泉に位置し、相模湾に突き出した朝日山の谷筋に安山岩質の巨石群が400年以上も人知れず存在しています。 この石丁場は、江戸城築城のために、細川忠興公ら有力大名によって管理されていました。常緑樹に覆われているため、石材は風雨にさらされず、非常に保存状態が良く、まるでつい最近矢穴で割ったような新鮮さを感じられます。 石丁場跡は、その広大さと石材の大きさ、そして当時の職人の技術力の高さを物語る貴重な場所です。石切場の規模の大きさに圧倒され、当時の職人たちの苦労が目に浮かびます。 石切場周辺は自然豊かな環境で、ハイキングコースとしても人気です。緑豊かな山道を散策しながら、江戸城築城の歴史や自然の壮大さを感じることができます。熱海を訪れた際は、歴史と自然に触れることができる熱海石丁場跡にぜひ足を運んでみてください。 アクセスは、南町バス停(東海バス)から徒歩です。石丁場跡までの道は、少し険しい部分もあるので、歩きやすい靴で行くことをお勧めします。また、水分補給も忘れずに行いましょう。 熱海石丁場跡は、歴史好きはもちろん、自然を愛する人にもおすすめのスポットです。江戸城築城の歴史に触れ、壮大な自然を満喫し、心に残る旅の思い出を作ってください。