白亜の灯台から望む太平洋の絶景は圧巻!
塩屋埼灯台は、福島県いわき市平薄磯に建つ大型灯台。白亜の美しい外観と太平洋を一望できる絶景から「日本の灯台50選」にも選ばれ、地元では「豊間の灯台」とも呼ばれている。周辺は磐城海岸県立自然公園に指定され、海水浴やマリンスポーツを楽しむことができる。 塩屋埼灯台の履歴は古く、江戸時代から狼煙台がつくられていた。一帯は潮の流れが激しく暗礁も多い、海上交通の難所として知られていたためだ。明治32年12月15日、煉瓦石造で建てられ初点灯。その後、幾度かの改築を経て、現在の鉄筋コンクリート造に。太平洋戦争末期には米軍の標的となり、灯台としての機能を喪失。灯台職員も殉職した。戦後、復旧工事が行われ、1950年4月7日、レンズや灯器が修復された。 現在では、一般公開されている参観灯台で、階段で上まで登ることができ、灯台資料展示室も見学できる。公開時間は、8:30 - 16:00(入館は30分前まで)。年中無休(但し荒天時は休み)。50台(大型10台)が停められる無料駐車場あり。 灯台の近くには、美空ひばりの『みだれ髪』を歌う歌碑と遺影碑が建ち、その 200 m ほど北には、永遠のひばり像も建立。映画『喜びも悲しみも幾歳月』の記念碑もある。 塩屋埼灯台は、歴史と自然、そして文化が融合した観光スポット。雄大な太平洋のパノラマを眺めながら、歴史に思いを馳せ、心に残る思い出を作りましょう。