藤原氏の氏神として崇敬を集める大原野神社。春日大社から分霊された格式高い神社で、静寂に包まれた境内は、心落ち着くひとときを過ごせるパワースポットです。
大原野神社は、京都盆地の西縁、西山山地の一峰にあたる小塩山の麓に広がる大原野の地に鎮座する、歴史と伝統のある神社です。平安京以前に由緒をもつ古社で、延暦3年(784年)に桓武天皇が長岡京へ遷都した際、皇后の藤原乙牟漏が藤原氏の氏神である奈良・春日社(春日大社)の分霊を勧請して、しばしば鷹狩を行っていた大原野に祀ったのが始まりとされています。 藤原氏の氏神として、古くから人々の信仰を集めてきた大原野神社。春日大社と同じように、一間社春日造の社殿が4棟並ぶ形式で、文政5年(1822年)に再建された本殿は、京都市指定有形文化財に指定されています。 静寂に包まれた境内は、都会の喧騒を忘れさせてくれる癒やしの空間です。美しい社殿や、歴史を感じさせる建造物、そして静かな池や木々など、見どころがたくさんあります。ゆっくりと散策しながら、神聖な空気に触れてみてください。 また、境内には、文徳天皇が奈良の猿沢池を模して造ったと言われる鯉沢池や、清和天皇の産湯の清水と伝わる瀬和井など、歴史を感じさせるスポットも点在しています。これらのスポットを訪れることで、大原野神社の歴史と伝統に触れることができます。 大原野神社は、都会の喧騒を離れ、心静かに過ごしたい方におすすめの場所です。歴史と自然に囲まれた空間で、ゆったりと時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。