標高750mの尾根上に建つ、江戸時代初期の貴重な山岳民家。
小林家住宅は、東京都内陸部で唯一の村「檜原村」の標高約750mの尾根上に建つ山岳民家です。江戸時代初期に建てられたとされ、国の重要文化財に指定されています。山岳地ならではの厳しい環境の中で、長い年月を経て受け継がれてきた伝統的な建築様式と暮らしを垣間見ることができます。 小林家住宅は、檜原村の厳しい自然環境の中で、人々がどのように生活してきたのかを知る貴重な資料となっています。江戸時代初期の建築様式や、山岳地ならではの工夫を凝らした構造など、見どころが満載です。例えば、家の基礎は、地面が凍結する厳しい冬の寒さにも耐えられるように、大きな石を積み上げて作られています。また、屋根は、雪の重みに耐えられるように、急勾配になっています。さらに、家の内部には、薪を燃やして暖をとるための囲炉裏や、食料を保存するための土蔵など、当時の暮らしを偲ばせる遺構が残されています。 小林家住宅は、かつては実際に人が住んでいた家なので、昔の暮らしを想像しながら見学することができます。家の構造や生活道具などを観察することで、当時の人の知恵や工夫を感じることができます。また、管理人の方から、昔の暮らしについて詳しく説明を受けることもできます。 小林家住宅を訪れる際は、檜原村の美しい自然を満喫することもおすすめです。周辺には、渓谷や滝など、自然の景観を楽しむことができる場所がたくさんあります。また、ハイキングやキャンプなど、アウトドアを楽しむこともできます。