江戸時代の街並みを再現した野外博物館!
府中市郷土の森博物館は、東京都府中市にある、多くの建築物を含む森全体が一体となった野外博物館です。多摩川の是政緑地(府中市郷土の森公園)に隣接した自然豊かな環境にあり、敷地面積は約14haです。 この博物館は、府中市の歴史と文化を伝えることを目的として、江戸時代から昭和初期にかけての建築物を移築復元し、展示しています。例えば、旧府中町役場庁舎は、大正時代の洋風建築で、当時の府中市の行政の中心地であった様子を伝えています。また、旧田中家住宅は、幕末から明治期の呉服店で、府中宿の代表的な大店でした。この屋敷は、明治天皇の「御座所」としても使われた歴史があり、当時の暮らしを垣間見ることができます。 敷地内には、これらの歴史的建造物以外にも、昔の生活道具や農耕道具、昔の暮らしを再現した民家などが展示されており、当時の生活の様子を学ぶことができます。また、梅園や小川、水車など、自然も豊かにあり、散策を楽しむことができます。 そして、忘れてはいけないのが、水平型関東最大級、ドーム径 23 m のプラネタリウムです。このプラネタリウムでは、約1億個の星を映し出すことができる、ハイブリッドプラネタリウム・ケイロンⅢが導入されています。美しい星空を眺めながら、宇宙の神秘に触れることができます。 府中市郷土の森博物館は、歴史と自然を満喫できる、まさに「タイムトリップ」ができるスポットです。ぜひ、足を運んでみてください。