昔ながらの町並みが残る、歴史情緒あふれる場所。江戸時代にタイムスリップしたような気分を味わえます。
南越前町今庄宿伝統的建造物群保存地区は、福井県南越前町にある、かつて北陸道(北国街道)の宿場町として栄えた場所です。2021年8月に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、江戸時代の面影を残す町並みを現在も楽しむことができます。 かつて今庄宿は、北陸地方への玄関口として賑わいをみせていました。街道沿いには、古い酒屋や旅籠、脇本陣など、当時の建物が数多く残っており、当時の賑わいを偲ぶことができます。特に、天狗党が徳川慶喜を目指して水戸から京都に向かっていた際に当地を訪れた時の旅籠は、天狗党の面々が刀で旅籠の柱に傷をつけた跡が残っており、当時の緊迫した状況を物語っています。 また、町並みは整備されており、散策しやすいのも魅力です。昔の建物を見ながら、ゆっくりと時間を過ごすことができます。歴史好きはもちろん、のんびりとした時間を過ごしたい方にもおすすめです。 今庄宿には、昔ながらの店が軒を連ねています。造り酒屋や味噌醤油豆腐や梅肉梅液など、伝統的な味が楽しめます。また、近年では、昔ながらの景観を生かして新たにオープンした店も増え、新しい風も吹き込んでいます。 今庄宿を訪れる際は、ぜひ昔の建物を見学したり、伝統的な味を楽しんだりしてみてください。きっと、忘れられない思い出になるでしょう。