600年以上の歴史を持つ伝統芸能「能楽」を、本格的な能舞台で鑑賞できる。
国立能楽堂は、日本の伝統芸能である能楽(能と狂言)を専門に上演する劇場です。能楽は、鎌倉時代に成立したとされ、室町時代に発展しました。能は、神や仏、歴史上の人物などを題材とした舞踊劇で、静かで優美な美しさが特徴です。狂言は、日常生活や民話などを題材とした喜劇で、能とは対照的に、滑稽でユーモラスな表現が特徴です。国立能楽堂は、1983年に開場し、都心の一等地にありながら、伝統的な雰囲気を漂わせる建物です。能舞台は、樹齢400年の檜を贅沢に使用しており、その重厚な雰囲気と音響効果は、観るものを圧倒します。また、能楽の公演以外にも、能楽に関する展示や講座なども開催されています。能楽は、日本の伝統芸能の中でも、最も古い形式の一つです。その歴史や文化、そして芸術性に触れることで、日本の文化への理解を深めることができます。国立能楽堂は、そんな貴重な体験ができる場所です。ぜひ、伝統芸能の世界に触れてみてください。