箱根の小涌谷にある、幾筋もの水が流れ落ちる繊細な滝。緑豊かな森に囲まれ、涼しげな雰囲気が魅力です。
千条の滝は、神奈川県箱根町にある幅20m、高さ3mの滝です。幾筋もの水が流れ落ちる様は、繊細で美しく、まるで緑色のビロードのようです。深い森の中にあり、木漏れ日が差し込む静寂の世界は、都会の喧騒を忘れさせてくれる癒やしの空間です。 千条の滝の名前の由来は、20mの幅を持つ滝面を複数に分かれて水が流れることからきています。この滝面は円礫岩によって形成されており、これらの円礫岩は土石流によって供給されたものです。 小涌谷は明治時代まで「小地獄」と呼ばれ、開発が進んでいませんでした。大正時代に三河屋旅館の創業者である榎本恭三によって、滝までアクセス可能な道が建設されました。その後、茶店が設置され、観光地として発展していきました。 千条の滝は、箱根の自然を満喫できるおすすめのスポットです。静寂の世界に包まれ、マイナスイオンをたっぷり浴びて、心身のリフレッシュをしてみてはいかがでしょうか。周辺には、箱根登山鉄道の小涌谷駅や、箱根ロープウェイの小涌谷駅などがあります。箱根登山バスでアクセスできます。