江戸時代に造られた石橋を移設した公園で、石橋の架橋技術や当時の歴史を学べます。
石橋記念公園は、鹿児島市の中心を流れる甲突川に架けられていた江戸時代の石橋を移設した公園です。かつて、島津重豪の命により建造された5つのアーチ石橋(玉江橋、新上橋、西田橋、高麗橋、武之橋)は、薩摩藩の繁栄を象徴するものでした。しかし、1993年の集中豪雨により、武之橋と新上橋が流失してしまいました。残った3橋は、洪水の影響を受けない場所に安全に移設され、現在の石橋記念公園として整備されました。 石橋記念公園には、石橋記念館が併設されています。石橋記念館では、石橋の架橋技術や当時の歴史を分かりやすく学ぶことができます。大型映像や緻密なジオラマ、ミラービジョンなどを用いた展示は、子供も大人も楽しめる内容です。また、石橋に関するデータや映像を検索することもできます。 公園内には、移設された3つの石橋のほか、水の流れがあり、子供たちが安全に川遊びを楽しめるようになっています。また、桜島と錦江湾の景色も一望でき、無料駐車場も利用できます。石橋記念公園は、歴史と自然を満喫できる、鹿児島を代表する観光スポットです。ぜひ、訪れてみてください。