かつて木材を運搬していた魚梁瀬森林鉄道の歴史を、展示室や資料を通して学ぶことができます。
魚梁瀬森林鉄道は、昭和初期に建設され、戦後間もなく廃線となりました。かつては木材を運搬し、地域の産業を支えていましたが、現在は廃線となり、その姿は当時の面影を残すのみとなっています。森の駅やなせは、そんな魚梁瀬森林鉄道の歴史を伝える施設として、かつての駅舎を利用して整備されました。ここでは、当時の車両や写真、資料などが展示され、森林鉄道がどのように木材を運搬していたのか、その様子を詳しく知ることができます。また、森林鉄道が活躍していた当時の様子を伝えるビデオなども上映されています。さらに、森の駅やなせの隣には、広大な森林に囲まれた広場があります。子供たちが楽しめる遊具や、ゆっくりとくつろげるベンチなどが設置されているので、家族連れで訪れても楽しめます。広場で昼食をとったり、森林浴を楽しんだりするのもおすすめです。森の駅やなせでは、馬路村の特産品などを販売するお土産コーナーもあります。馬路村は、ゆずの産地として有名で、森の駅やなせでは、馬路村産のゆずを使った商品や、地元の農産物を使った加工品などを購入することができます。都会の喧騒を離れて、自然を満喫したい人や、森林鉄道の歴史に興味がある人におすすめのスポットです。