瀬戸内海を望む絶景と、四季折々の花々が楽しめる山。特に春の桜は圧巻です!
紫雲出山は、香川県三豊市の荘内半島に位置する標高352メートルの山です。瀬戸内海に突き出たこの半島は、古くから浦島太郎伝説が語り継がれる場所として知られており、紫雲出山もその伝説に深く関わっています。 伝説によると、浦島太郎が青年時代を過ごした明神の里(現在の箱浦)で玉手箱を開けた際に、中から白煙が立ち上り、それが紫色の雲となって山にたなびいたことから、この山は「紫雲出山」と呼ばれるようになったと言われています。 山頂からは、瀬戸内海に浮かぶ島々や、遠くに見える本州の山々まで見渡せる、まさに絶景ポイントです。特に春の桜の季節は、山頂一面に桜が咲き乱れ、瀬戸内海の青い海とのコントラストが美しいと評判です。 紫雲出山は、桜以外にも、初夏にはアジサイ、秋には紅葉など、一年を通して様々な顔を見せてくれます。また、山頂には展望台や休憩所、駐車場、トイレなどの施設が整備されているため、気軽に訪れることができます。 さらに、紫雲出山には、弥生時代中期の高地性集落の遺跡群があり、山頂一帯は国の史跡に指定されています。遺跡館では、当時の生活の様子や出土品などが展示されており、歴史好きの方にもおすすめです。 自然豊かな風景と、ロマンあふれる伝説が残る紫雲出山は、香川県を代表する観光スポットの一つです。ぜひ一度、訪れてみてください。